今までに訪ね歩いた場所についての備忘録。
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夏の終わり、友人に誘われて新潟で行われている現代美術イベント、新潟妻有トリエンナーレを訪れた。
会場はいくつかの市町村に渡った広大な範囲で、数百の作品が点在していてすべてを見るのは不可能な規模。

友人の車でめぼしいものをピックアップして見学したが、作品よりも興味を引いたのは会場近辺に住む人たちの家や納屋の形だった。
温暖な地方には見かけない不思議なフォルムの家が目に付く。

その形の理由を友人たちと考えた末、行き当たったのは「雪の存在」だった。

新潟は世界有数の豪雪地帯。
不思議に思えた家の造りはすべて新潟の風土が導き出した形だったのだ。

「民家」という言葉からは、「黒光りする太い木の柱」 「カヤや瓦で葺かれた重厚な屋根」 「土間や釜戸」 といったノスタルジックなものを連想するが、それらはかつての社会システムが、身近にある材料を使って快適な住空間を創ろうとした結果。

現代では新しい素材が開発され、容易に手に入る社会となっている。そこから新しい民家の形が生まれていくのは自然なことなのだろう。


○雪が積もる一階部分は頑丈なコンクリート造り

○変化する積雪量に対応できる二階玄関とエントランス階段

○雪を滑りやすくするカーブや急勾配を持った金属屋根
(瓦ではこのような角度を作るのは難しく、カヤ等よりも摩擦係数が少ないので雪の滑りが良い)

○家の正面側の屋根を急勾配にして、雪を裏庭に落とす勾配配置

これらの特徴は今後、この地方に伝統的な形となって伝えられていくのだろう。


そろそろこの地方も雪で閉ざされる季節がやってくる。
新しい民家の形は厳しい自然の中で快適な空間を生み出しているに違いない。


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