今までに訪ね歩いた場所についての備忘録。
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正しくは「おうとっか」という建物。でこぼこした土地に建てられた住居という意味らしい。

京都の様に古い庭園が数多く現存し、良い状態で保存されている街は世界的に見ても珍しいと思うが、その中でも個人的に非常に気に入っている庭園のひとつ。
約350年前に造られた庭で、名前の通り、敷地の高低差を活かした庭の構成になっている。

低木を刈り込んで形づくる庭は桃山時代の南蛮文化の影響とされているが、それを考えればこの庭が出来た当時にはかなり斬新なデザインであったと思われる。
以前案内した友人がこの庭を見て、バーバーパパを連想させる、と評したことがあったが、現在でもユニークさを感じさせる庭だ。

この庭で注目すべきものの一つにサウンドスケープ(音の景色)の積極的導入がある。

造園の世界には小さな流れや滝で水の音を楽しむ庭園文化が古くからあるが、この庭には「ししおどし」が設置され、時おり鈍い音を響かせる。音があることで逆に静けさを強調させる装置だ。
この庭を造営した石山丈山もその音を愛でたと言われている。

夏に訪れると、側の山から絶えず蝉時雨が聞こえる。街中で聴く、うだるようなクマゼミの声とは違い、アブラゼミ、ツクツクホウシ、ヒグラシへと時間を追って変化していくさまは、夏の気だるい風情を感じさせ、心地よい音の景色となっている。
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