今までに訪ね歩いた場所についての備忘録。
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1694年から建設が始められた不思議な庭、レブンスホール(レヴァンスホール)ガーデンはイギリスの北部、湖水地方の小さな町ケンダルの郊外にある。

トピアリー(装飾的刈り込み)の庭で名高い庭園だが、6m近くもあるトピアリーが並ぶ庭はチェスをテーマにしたとも言われており、ユーモラスな雰囲気を漂わせる。

以前、ランドスケープデザイナーの発言で

「人間が自然を制御しようとする意志と、木々が自由に伸びようとする意志との間で起こる<形の揺らぎ>が人と自然の関係を表していて興味深い」

という一文を読んだことがあるが、この庭園の魅力はまさにそこにある。
不思議に歪んだ形が、永い時間をかけて行われた人と自然のコラボレーション(共同作業)を想像させて面白い。
そして、その自然に歪んだ形こそがユーモラスさを醸し出しているのだろう。


園内には生垣に沿った細い砂利通路や、生垣に囲まれた芝生の小部屋等もしつらえてある。音がザクザクと鳴る砂利の通路から、感触の柔らかな芝生の小部屋へ足を踏み入れると急に足音が消え、静謐な空間への変化が感じられる。
そのようなきめ細やかな空間構成のしつらえも魅力の一つだ。

この庭を訪ねた当時(1993年)は4人の専属庭師がこの庭の手入れを行っていると聞いたが、現在は5人の庭師が300年の伝統を受け継いでいるらしい。
ルイス・キャロルの小説に出てきそうな不思議な空間は、現在も保たれてているだろうか。


 
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