今までに訪ね歩いた場所についての備忘録。
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徳島の南、阿南市にある小さな神社。

この辺りは昔から花火の盛んな場所として知られる。その中でも榊(さかき)の神様は花火が好きだということで、小さな村落にもかかわらず、毎年秋祭りには沢山の花火が打ち上げられる。

かつてこの辺りには、村落ごとに独自の花火が継承されており、複雑に進化した花火は秘伝とされたという。しかし現在では危険物に関する法令の強化と過疎化などの要因が重なり、ほとんどの花火の製法は伝えられていない。

この榊神社でも数年前までは「吹き筒」と呼ばれる大型の噴水状の花火が特色だった。

だが、近年境内に造られた建物への飛び火を懸念して吹き筒は取止めになり、写真のような打ち上げ花火が主体となっている。

遠く離れた場所からしか見ることのできない都会の花火大会とは違い、近くから見上げるように見る花火は味わいがある。秋風に吹かれながらの花火も気持ちの良いものだ。

しかし、歴史ある花火の姿が変わっていくのは残念だ。かつては境内に生えるクスノキの大木を焦がすように火の粉が吹き上がり、光に浮かび上がるクスノキのシルエットは、祭りの不思議な高揚感をもたらしていた。

現在、「吹き筒」を榊神社で見ることは出来ないが、同じ市内の日和佐町赤松という場所で保存会が結成され、都会の花火大会とは違う盛大な「火祭り」が継承されている。


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