今までに訪ね歩いた場所についての備忘録。
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京都で行われている若冲(じゃくちゅう)展の事前公開に参加する機会に恵まれた。

江戸時代の奇想の画家、若冲の最高傑作と言われる「動植綵絵(どうしょくさいえ)」。中学生の頃にさかのぼる若冲との出会いは、この絵だった。20年も昔になる。

もともと想像上の生物も含めた様々な鳥類、植物、虫の類を30枚の絵とし、3枚の釈迦像を加えた33枚が一連の作品だったという。永く相国寺に収められていたものが明治時代、花鳥画と仏画、それぞれが皇室と相国寺に分けて保管されることになる。33枚の絵が一堂に展示されることはそれ以来なかった。

この20年あまりの間に、幾度か動植綵絵を見る機会はあったが、どの展覧会も数点ずつ展示しているだけで、すべてが並んでいるのは見たことがない。

鮮やかな色彩が緻密に描きこまれた作品は一枚見るだけでも異彩をはなっているのだが、その絵が33枚も並ぶと圧倒されるような迫力がある。
動植綵絵が展示されている部屋に入ると、両側の絵がざわめいているかのようだ。
この美術館は、この33枚の絵を展示することを想定して設計されたそうだが、その効果が遺憾なく発揮されている。


展示室前の中庭には、若冲と親交が深かった大典禅師お手植えの大ケヤキがある。工事のためか上部の枝が大きく切り払われていたが、根は隆々と盛り上がり、力がみなぎっていた。

200年以上も同じ場所に生き続けるこの木は、再び京都に戻ったこの絵をどのような気持ちで見守っているのだろうか。


若冲展 
釈迦三尊像と動植綵絵~120年ぶりの再会~

会期: 2007年5月13日(日)~ 6月3日(日)
会場: 相国寺承天閣美術館
開館時間: 午前10時 ~ 午後5時(入館は午後4時半まで)
休館日: 会期中無休




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